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♪ 第82話 Mussorgsky, Modest Petrovich [ロマン]

♪ Mussorgsky, Modest Petrovich (1839~1881 ロシア)

♪独断で決めつける有名な曲Best5
1. 展覧会の絵          ★★★★★
2. 交響詩「禿山の一夜」     ★★★★
3. 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」  ★★
4. 歌曲集「死の歌と踊り」    ★★
5. 蚤の歌            ★★
(有名度 ★★★★★=誰もが知っているはず ★★★★=メジャー曲 ★★★=準メジャー曲 ★★=知っているとちょっと誇れる ★=知っているとマニア扱いされる)


展覧会の絵、禿山の一夜、この2曲はレコードで所持していたのですが、幼年時代に聴いた記憶はなし。怖い曲だったからかけてくれなかったのかも。唯一幼年時代に聴いた記憶が残っているのは「卵の殻をつけたひよこの踊り」。これまた「母と子のなんちゃら」に収録されていたものです。

そんなわけで主要管弦楽曲をまともに聴いたのは、高校生になってから。金管炸裂、打楽器どがしゃーん、と体育会的な曲なので、けっこう気に入ったのを覚えています。高校時代に、何かの歌曲(たぶん「蚤の歌」)の伴奏をしたはずなのですが、あんまり記憶なし。そういえば「展覧会の絵」のピアノ版はいつから弾いてたんだろう。記憶なし。

大学時代は、次第に飽きていったような。うーん、あんまり記憶なし。「展覧会の絵」のStokowski編曲版に出合ったのはたぶんこの頃。ちょっと面白いと思った記憶が少々。ちなみにRavel編曲版には、当時から違和感を感じていました。あんな華麗な色彩じゃないよ。

Mussorgskyに興味を持ったのは、「禿山の一夜」の原典版を聴いたこと。今まで聴いていた以上にグロテスクで、真に迫る表現力を感じたのです。今まで聴いていたRimsky-Korsakv版のMussorgskyって何だったのだろう、そのくらい衝撃的でした。

そして聴いたのが、歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」。これもやっぱり原典版の方がすさまじくて面白い。時代を完全に超えて独自の怪奇世界へと突き進んでしまったアル中作曲家の本領を垣間見たような感じがしました。この瞬間、同時代ロシアの作曲家の中ではもっとも興味深い作曲家へとランクアップ。

Rimsky-Korsakovによって形式も和声も整理された楽曲は、それはそれで当時の人々に受け入れられるためにはきっと必要だったのでしょう。でもね、Mussorgskyの毒気が43%くらいに薄まってしまって、原曲を聴いてしまった今は、自分には面白さをそれほど感じられないのですよ。

Mussorgskyの毒気。それは自分の頭の中で、画家フランシスコ・デ・ゴヤの晩年のグロテスクな作品群(「黒い絵」など)となぜかシンクロしたまま、今日まで至っています。


笹崎の好きな曲Best5
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1. 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」   独自の暗黒世界が広がる超名作。だが万人にはお薦めできないような気がする
2. 禿山の一夜(原典版)      真に迫るグロテスクさ。Rimsky-Korsakv版はなんだったの? 
3. 展覧会の絵           キエフ以外はけっこう好きなのですが。やっぱ、ああするしかなかったのかな
4. 歌曲集「死の歌と踊り」     こわいよー。オケ伴編曲もいくつかあるけれど、その中ではAho版が好き
5. 蚤の歌             何かが狂っていてすばらしい

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実は、「展覧会の絵」の編曲版は、どれもあまり好きではないのです。オーケストラ版だけでも、Ravel、Stokowski、Funtek、Gortchakov、Cailliet、Smetacek、Julian Yu、Ashkenazyのものを持っているのですが。ロシア民族楽器のための編曲版など、へんてこな編成のものも多数。でも、Naumoffによるピアノ協奏曲版が面白かったくらいで、あとはちょっと。


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